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西尾 勝久; 池添 博; 光岡 真一; Lu, J.*
Physical Review C, 62, p.014602_1 - 014602_12, 2000/07
被引用回数:71 パーセンタイル:93.48(Physics, Nuclear)Si+PtとGe+Ndの蒸発残留核断面積を測定した。Si+Ptでは核分裂断面積も測定して融合断面積を決定した。実験は原研タンデムブースタ加速器と反跳生成核分離装置を用いて行われた。Si+Ptの2つの断面積から、複合核Uの蒸発過程(出口チャンネル)を決定した。これにより、Ge+Ndの蒸発残留核断面積から融合断面積が決定される。入口(融合)と出口チャンネルについては、それぞれチャンネル結合法と統計モデルによって考察を行った。この結果、変形したNdの先端部からGeが衝突する場合、10~10の割合で融合しにくく、13MeVのエキストラプッシュエネルギが要することがわかった。一方、側面衝突では、エキストラプッシュエネルギはゼロであることがわかった。